岡山受験ラボ|高校&中学受験の情報発信ブログ

岡山の中学&高校受験情報をお伝えします。

岡山操山高校に合格する生徒がしている効果的な勉強法5選

入試傾向(科目・配点・難易度)

岡山県立操山高校の入試は、岡山県全県共通の学力検査で5教科(国語・数学・英語・理科・社会)が実施されます。各教科の試験時間は45分、満点は70点で、5科合計350点満点です​。近年の問題傾向として、英語ではリスニングと長文読解が重視されており、大問5問中3問が長文読解(対話文約430語やスピーチ約500語)で占められます​。数学は小問集合や関数・図形の証明問題が頻出で、特に大問5で平面図形の面積計算や記述式の証明問題が出される傾向です​。国語は小説・論説・古典融合文・会話文の記述といったバラエティに富む問題構成で、資料を読み取り自分の考えを100字程度で書く記述問題も含まれています​。理科は物理・化学・生物・地学の各分野から実験観察を題材にした記述や作図問題が出題され​、社会は地理・歴史・公民の全範囲から資料読み取りや年代融合問題が幅広く出されています​。

難易度の面では、英語と数学で得点が伸びにくい傾向があります。令和6年度(2024年春)入試では県全体の平均点が英語47.1点、数学53.2点と他教科より低く、国語64.0点、理科62.5点、社会56.6点でした​。このことから、英語は長文読解量が多く時間管理が難しいこと、数学は証明など記述力が要求されることが難易度につながっています。

合格者の内申点・試験得点の目安

操山高校の合格者は内申点・当日得点ともに高水準です。内申点(中学校の成績)はオール5に近く、合格者の内申点は3年生評定換算45点満点中おおむね39~40点と報告されています​ 岡山県公立入試の内申点換算方法は、中1・中2が各45点、中3が主要5教科2倍+実技4教科3倍の110点で、合計200点満点に換算します​。したがって中3では特に評定5を維持することが重要です。

学力検査(当日点)について、操山高校普通科筆記試験のボーダーラインは350点満点中約280点(約8割)とされています​。実際には内申点との総合評価で合否が決まりますが、目安として当日7~8割前後の得点が求められる難易度です。岡山県公立入試では調査書(内申)と学力検査の点数を単純合計せず、内申点・試験得点の相関表によって判定されます​。そのため内申点が低い受験生が当日高得点で逆転合格するのは難しく、実際には「ほぼ内申点で決まる」と言われるほど内申の比重が大きいです​。操山高校合格ラインを確実に超えるため、日頃から定期テストで高得点を取り評定を維持するとともに、入試本番でも高得点を目指す必要があります。

重点科目と効果的な勉強法

英語と数学は特に重点的に対策すべき科目です。英語は平均点が低く難度が高い科目の一つなので、長文読解の訓練と語彙力強化が不可欠です。日頃から英文を読み慣れ、速く正確に内容把握できるようにしましょう。またリスニング問題も10分程度出題されるため、英語音声に慣れておくことも大切です​。過去問演習では時間配分に注意し、長文を素早く処理しつつ設問に正確に答える練習を積んでください。英作文(5語以上の英作文問題)も毎年出題されているため、自分で英文を書く練習もしておきましょう​。

数学は頻出分野の基礎固めと応用力養成がポイントです。大問1の計算・小問集合は確実に満点を狙えるよう、計算ミスを減らす訓練をします​。関数や図形問題では、与えられた条件から式を立てる力、証明問題では論理的な記述力が求められます。平面図形の証明問題は高得点者と平均層で差がつきやすいため、自分で答案を書いて添削してもらい、論理の流れを身につけましょう​。またデータの活用(統計・確率)など新傾向の問題も出るので、教科書の発展問題や過去の類題で対応力を養ってください。

他の科目もバランスよく対策しましょう。国語は記述量が比較的多いため、日頃から記述問題に取り組み、要旨を掴んで自分の言葉でまとめる練習が有効です​。特に資料を読み取って考察を書く問題が出されているので、新聞記事や説明文の要約練習も力になります​。理科は全分野が満遍なく出題されるので、苦手分野を残さず一通り理解しておくことが必要です。実験手順やグラフの読み取りなど応用問題も多いため、教科書の実験欄や観察図を確認し、自分で理由や仕組みを説明できるようにしておきます​。計算問題(電流計算や化学量計算など)も頻出なので、公式を暗記するだけでなく実際に演習して慣れておきましょう。社会は地理・歴史・公民の全範囲から出題され、資料やグラフを分析する問題が必ず含まれます​。地理は統計資料、歴史は年表や出来事の因果関係、公民は政治経済の時事的テーマに注意し、教科書図表や資料集を使って読み取り練習をします。複数分野を関連付けた問題(例:歴史と公民の融合問題)もあるため、単なる暗記ではなく背景知識を関連付けて理解する勉強を心がけてください​。

スケジュール管理とおすすめ参考書

中長期的な学習計画を立てて計画的に勉強を進めましょう。操山高校レベルの合格を目指すには、中学1年生のときから定期テストで高得点を取り内申点を積み上げていく意識が必要です。​

中3の内申点は特に重視されるため、部活動との両立期間も含め各学期ごとの復習とテスト対策を怠らないようにします。岡山県では全受験生に面接も課されるため、冬頃には志望動機や自己PRの準備も始めておくと安心です​。

受験勉強のスケジュール管理としては、中3の夏休み以降が勝負になります。3年の1学期までは定期テスト勉強と並行して苦手科目の基礎固めを行い、部活動引退後の夏休みから本格的に受験勉強に集中しましょう​。夏休み中は毎日6~8時間を勉強に充てて、中1・中2内容の総復習と弱点克服に取り組み、入試の基礎力をしっかり鍛えます​。基礎を固めたら、9月以降は入試問題演習にシフトします。2学期は1日4~6時間を目安に過去問や模擬試験問題に取り組み、間違えた分野を復習して弱点補強を繰り返します​。11~12月頃には志望校の過去問演習を仕上げとして実施し、本番と同じ時間割で解く練習をすると良いでしょう。直前期は体調管理を徹底しつつ、暗記分野の最終チェックや予想問題演習で得点力アップを図ります。

最後に、効率的な学習のためのおすすめ参考書・問題集を紹介します。まず英語の語彙対策には、旺文社の『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』が定番です​。入試によく出る1800語が網羅されており、付属の音声アプリでリスニング練習もできます​。

 

 

数学の演習には『高校受験 入試によくでる数学 標準編』がおすすめです​。1日7問ずつ解けば1ヶ月で中学数学全範囲を復習できる構成になっており、典型問題の解法を習得するのに役立ちます​。

 

 

理社は暗記分野が多いので、例えば文英堂の『実力メキメキ合格ノート 中学公民』のように書き込み式で覚える問題集を使うと効率的です​。

 

 

 

また、過去の入試問題集は最新年度版を手に入れて必ず活用しましょう。旺文社の「全国高校入試問題正解」や教英出版・東京学参の岡山県公立高校過去問題集には、実際の入試問題と詳しい解説が収録されています​。年度ごとの出題傾向を把握し、時間配分や答案の書き方を実戦形式で練習するために過去問演習は欠かせません​。

 

 

 

 

 

 

 

各科目の要点をまとめて復習したい場合は、『高校入試の要点が1冊でしっかりわかる本 5科』のような総合問題集も便利です​。

 

自分の弱点に合わせて参考書を使い分け、計画的に学習を進めていけば、きっと操山高校合格に近づけるはずです。頑張ってください!

岡山操山合格のための効果的な勉強法5選

最後に、勉強法を5つにまとめます。

① 英語長文とリスニングの徹底対策

  • 操山高校の英語は長文読解とリスニングがカギ!
  • 毎日1つの長文を精読し、内容を自分で説明できるようにする。
  • リスニング対策として、英語音声を聞く習慣をつける。(NHKラジオ講座や英検のリスニング問題を活用)

② 数学の応用力を鍛える(特に関数・図形)

  • 証明問題(特に平面図形)は頻出!
  • 基礎問題を解くだけでなく、応用問題や記述式の解答練習を行う。
  • 関数の文章題は出題率が高いため、問題の意味を素早く理解する練習をする。

③ 記述力を伸ばす国語・社会・理科の対策

  • 国語の要約・記述問題に慣れるために、読んだ文章を100字程度で要約する練習をする。
  • 社会や理科の記述問題(理由を説明する問題)を解き、添削してもらう。
  • 資料・グラフの読み取り問題が多いため、教科書の資料問題をしっかりチェック。

内申点対策:定期テストと提出物を完璧に

  • 岡山県の公立高校入試は内申点の比重が大きい!
  • 定期テスト90点以上をキープすることを目標にする。
  • ワーク・提出物は期限厳守&しっかり書き込む(適当に書くのはNG)

⑤ 受験直前の過去問&時間配分対策

  • 最低3年分の過去問演習を本番同様の時間で解く
  • 「数学で時間が足りない」「英語の長文でつまずく」など、自分の弱点を発見し、本番前に克服する。
  • 間違えた問題の解き直しノートを作り、解法を自分で説明できるようにする。

この5つを意識して勉強すれば、操山高校合格の可能性がグッと上がります!
どれもすぐに取り入れられる方法なので、今日から試してみてくださいね!